2020/07/29/ (水) | edit |

ソース:https://www.agrinews.co.jp/p51466.html
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1 名前:かわる ★:2020/07/29(水) 10:20:50.31 ID:gl+SeZFG9
東京都在住の会社員の30代女性は「新型コロナ禍で牛乳が余っているという話は聞くので、バターにしてくれたらいいのにと思う。供給を工夫できないのか」、別の30代女性も「牛乳は不足しないのに、バターが不足するのが不思議」と話す。
SNSでは「バター不足は人為的に作り出しているのではないか」「なぜ増産しないのか」など批判の声も。「バター不足いつ解消されるのよ?」と、牛乳需要分をバターに仕向けることを促す投稿に900件以上のリツイート(再投稿)と3000件以上の「いいね」が付いた。
「悲しいし残念だ」──。北海道稚内市で乳牛約150頭(搾乳牛80頭)を育てる石垣一郎さん(39)は、SNSでの批判が明らかに誤解であればコメントを書き込む。今回も、指定事業者などを批判する投稿も目にし、「生乳は生産調整が難しいことや流通・加工の仕組みなどをもっと知ってもらう必要がある」と強調する。
石垣さんは家庭用バター不足が指定団体制度への批判に転じ、畜産経営安定法改正に結び付いた事態を思い出す。数年前、バター不足が指定団体制度のせいだとするテレビ番組が放映された時、SNSに「バター不足に闇はない。ホクレンや農協が出し惜しみしてバター不足している訳ではない」(原文通り)と投稿。4400リツイートの反響が広がり、酪農家らも応援が寄せられた。
鹿追町で乳牛250頭(搾乳牛120頭)を飼育する高田泰輔さん(36)は、牛乳・乳製品の生産や流通の仕組みは多くの人に知られていないことから「消費者が、バター不足などの背景が分からないのは仕方がない。分かりやすく伝えていくしかない」と話す。自身は顔の見える生産を目指しており、インターネットなどを通じ、自分の生乳を使った商品の情報発信に力を入れている。関係団体などによるテレビ広告などでの発信の必要性を訴える。
今回バター不足でスーパーには、輸入の海外産バターが置かれた。今後こうした国産不足が続けば、輸入バター増加につながる懸念もある。
新型コロナ禍で今後の生乳需給の見通しは不透明だが、北海道は「消費者の力は欠かせない」(畜産振興課)と強調する。SNS上では、批判も集まった一方で、学校給食が止まり苦しむ酪農家に対しての、応援メッセージも寄せられた。道やホクレンは消費者が牛乳などを飲む様子をSNSに投稿する企画を実施、消費者からも投稿が相次いだ。道は「牛乳の需要が落ち込む中、生乳生産のピークを乗り越えたのは消費者の協力のおかげでもある」(同)とする。
道畜産振興課は家庭用バター不足についてもツイッターで「バター不足のなぜ」と題して投稿するなど発信を強化。乳業メーカーが生乳をバターや脱脂粉乳の製造に振り分けたこと、家庭用と業務用バターの違いなどを分かりやすく説明する試みに乗り出した。牛乳消費拡大運動をする前提として、バター不足に対する誤解を少しでも解こうという狙いだ。
北海道大学の清水池義治講師は「需給が目まぐるしく変わる中で、消費者の意識が追い付いていない現状がある。新型コロナの状況次第で同様の事態が起こる懸念もあり、消費者に起きていることを分かりやすく伝える努力が必要」とする。
緊急事態宣言期間、飲食店の営業自粛や学校給食の停止などで飲用向け生乳の需要が大幅に減少。ホクレンや乳業メーカーは、バターや脱脂粉乳などの乳製品向けの加工を強化した。ただ、バターは国内消費量の大半は業務用で、家庭用は約2割。家庭用と業務用とは工場の製造ラインや流通形態が別で、大きさや包装も異なり、家庭用需要の急激な伸びに追い付かなかった。業務用を家庭用として販売する動きもあった他、よつ葉乳業も、一時は家庭用バター製造を前年比170~200%に増やすなど、メーカーが生産を急いだ。
農畜産業振興機構(ALIC)によると家庭用の欠品は徐々に改善、6月末時点では「ほぼ解消された」とする。
全文は:https://www.agrinews.co.jp/p51466.html
8 名前:不要不急の名無しさん:2020/07/29(水) 10:22:44.34 ID:RvhOQIxx0SNSでは「バター不足は人為的に作り出しているのではないか」「なぜ増産しないのか」など批判の声も。「バター不足いつ解消されるのよ?」と、牛乳需要分をバターに仕向けることを促す投稿に900件以上のリツイート(再投稿)と3000件以上の「いいね」が付いた。
「悲しいし残念だ」──。北海道稚内市で乳牛約150頭(搾乳牛80頭)を育てる石垣一郎さん(39)は、SNSでの批判が明らかに誤解であればコメントを書き込む。今回も、指定事業者などを批判する投稿も目にし、「生乳は生産調整が難しいことや流通・加工の仕組みなどをもっと知ってもらう必要がある」と強調する。
石垣さんは家庭用バター不足が指定団体制度への批判に転じ、畜産経営安定法改正に結び付いた事態を思い出す。数年前、バター不足が指定団体制度のせいだとするテレビ番組が放映された時、SNSに「バター不足に闇はない。ホクレンや農協が出し惜しみしてバター不足している訳ではない」(原文通り)と投稿。4400リツイートの反響が広がり、酪農家らも応援が寄せられた。
鹿追町で乳牛250頭(搾乳牛120頭)を飼育する高田泰輔さん(36)は、牛乳・乳製品の生産や流通の仕組みは多くの人に知られていないことから「消費者が、バター不足などの背景が分からないのは仕方がない。分かりやすく伝えていくしかない」と話す。自身は顔の見える生産を目指しており、インターネットなどを通じ、自分の生乳を使った商品の情報発信に力を入れている。関係団体などによるテレビ広告などでの発信の必要性を訴える。
今回バター不足でスーパーには、輸入の海外産バターが置かれた。今後こうした国産不足が続けば、輸入バター増加につながる懸念もある。
新型コロナ禍で今後の生乳需給の見通しは不透明だが、北海道は「消費者の力は欠かせない」(畜産振興課)と強調する。SNS上では、批判も集まった一方で、学校給食が止まり苦しむ酪農家に対しての、応援メッセージも寄せられた。道やホクレンは消費者が牛乳などを飲む様子をSNSに投稿する企画を実施、消費者からも投稿が相次いだ。道は「牛乳の需要が落ち込む中、生乳生産のピークを乗り越えたのは消費者の協力のおかげでもある」(同)とする。
道畜産振興課は家庭用バター不足についてもツイッターで「バター不足のなぜ」と題して投稿するなど発信を強化。乳業メーカーが生乳をバターや脱脂粉乳の製造に振り分けたこと、家庭用と業務用バターの違いなどを分かりやすく説明する試みに乗り出した。牛乳消費拡大運動をする前提として、バター不足に対する誤解を少しでも解こうという狙いだ。
北海道大学の清水池義治講師は「需給が目まぐるしく変わる中で、消費者の意識が追い付いていない現状がある。新型コロナの状況次第で同様の事態が起こる懸念もあり、消費者に起きていることを分かりやすく伝える努力が必要」とする。
緊急事態宣言期間、飲食店の営業自粛や学校給食の停止などで飲用向け生乳の需要が大幅に減少。ホクレンや乳業メーカーは、バターや脱脂粉乳などの乳製品向けの加工を強化した。ただ、バターは国内消費量の大半は業務用で、家庭用は約2割。家庭用と業務用とは工場の製造ラインや流通形態が別で、大きさや包装も異なり、家庭用需要の急激な伸びに追い付かなかった。業務用を家庭用として販売する動きもあった他、よつ葉乳業も、一時は家庭用バター製造を前年比170~200%に増やすなど、メーカーが生産を急いだ。
農畜産業振興機構(ALIC)によると家庭用の欠品は徐々に改善、6月末時点では「ほぼ解消された」とする。
全文は:https://www.agrinews.co.jp/p51466.html
バター化がベター
28 名前:不要不急の名無しさん:2020/07/29(水) 10:28:31.94 ID:mRocniSJ0国内の酪農家さんを守るために我慢してくださいね
30 名前:不要不急の名無しさん:2020/07/29(水) 10:28:59.58 ID:jhDDN6pZ0乳製品輸入完全自由化頼むわ
51 名前:不要不急の名無しさん:2020/07/29(水) 10:33:30.24 ID:U+2AkI4y0バターがないならチーズにすればいいのに…
75 名前:不要不急の名無しさん:2020/07/29(水) 10:37:48.46 ID:bCILq4s30
バターにしちゃうと
大量生産できることがバレて
価格が下がるだろ!
やるはずがない
97 名前:不要不急の名無しさん:2020/07/29(水) 10:41:32.84 ID:tENedwn+0大量生産できることがバレて
価格が下がるだろ!
やるはずがない
輸入解禁したら酪農家減るだろな
給食牛乳もなくなるし
スーパーから牛乳も減る
134 名前:不要不急の名無しさん:2020/07/29(水) 10:46:37.51 ID:p9PtlTMq0給食牛乳もなくなるし
スーパーから牛乳も減る
破棄する方が効率よく儲かる
191 名前:不要不急の名無しさん:2020/07/29(水) 10:52:53.94 ID:uuSC1FTw0利権だらけだな
213 名前:不要不急の名無しさん:2020/07/29(水) 10:55:44.79 ID:pfdQels+0さっさと輸入しろ
引用元:https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1595985650/スポンサード リンク
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バターにするぐらいなら廃棄した方がマシな状況で普段から大して使わない民間用のバターを作ってやってるだけでもありがたいと思え
「ガイアの夜明け」は罪な番組だよなぁ情弱は一生ホクレンが元凶だと思いながら死んでいくんだぜw
200gのバター1個作るのに5Lぐらい牛乳が必要で、これが放牧牛であれば乳脂肪が低いので更に多くの牛乳を使わなくてはいけない。そうすると一個数千円は頂かないと割に合わない計算。単純に商売にならないという話。
まず虎を用意します
牛乳をバターにするのって別に難しい話じゃないと思うけど。
何か意図的に嫌がってる様に感じる。
何か意図的に嫌がってる様に感じる。
マーガリンでいいよ
米2638423
一般人からみれば、ホクレン・・・何それ?
こんなレベルだと思うけど。
一般人からみれば、ホクレン・・・何それ?
こんなレベルだと思うけど。
バターを増産したら値上げする理由がなくなる。
それより生乳を捨てさせて、その分 補填した方が
安く上がる。
簡単に輸入と言うが輸入などしようものなら、安価
な事がバレてしまって、日本製じゃ太刀打ちできず
農水省が困る。
工場増設して増産したら、ホクレンが困る。
そういう思惑だらけの商品なんですよ。
それより生乳を捨てさせて、その分 補填した方が
安く上がる。
簡単に輸入と言うが輸入などしようものなら、安価
な事がバレてしまって、日本製じゃ太刀打ちできず
農水省が困る。
工場増設して増産したら、ホクレンが困る。
そういう思惑だらけの商品なんですよ。
大量生産すれば生産コストも下がるんじゃないの?
大量生産で国内の需要を賄い、更に、日本製ブランドを生み出して輸出に回すことを考えないと、遠くない未来に潰れると思うが・・・
大量生産で国内の需要を賄い、更に、日本製ブランドを生み出して輸出に回すことを考えないと、遠くない未来に潰れると思うが・・・
ダブついてるバター捌く為に定期的にバター不足報道して危機感煽って買わせる
何年も前にバレたじゃん
何年も前にバレたじゃん
とても簡単に言い切ってしまうと、バター不足は生乳が余ることなく売り切れるような数量で計画生産されているから発生するのである。どういうことか。
生乳はメス牛が妊娠して子を産み、その子牛のために出そうとした乳を人がもらうものだ。メス牛は出産すると、乳を1日当たり2030リットル出すようになる。これを人為的に止めることは基本的にできないので、毎日一定量の生乳が発生する。当然だが、売り先がなかったり出荷を止められたりすると、搾った生乳を貯めておくバルククーラーも満タンになり、あとは廃棄するしかなくなってしまう。2006年に牛乳生産が過剰になってしまい、生乳を貯めておくバルククーラーから生乳を廃棄し、泣いている酪農家さんが報道されていたのを覚えている人もいるだろう。
ただ、こういうときは一般市場に牛乳・乳製品が出回りすぎているわけで、どうやっても売れるものではない。こうした日配品は足が早くてすぐに品質が劣化してしまうので、価格を下げて店頭に並べたとしても、そんなに売れるものではない。作りすぎは誰のためにもならないのだ。酪農生産者団体も乳業メーカーも、余剰になった生乳をどうやって売るかというチャレンジを、指定団体制度ができてからおよそ50年もの間、いろいろやってきたのだが、結果的にそれは難しいという結論に達している。2分の1の価格になったからといって、人は牛乳を2倍飲むわけではないのだ。
結論として、市中に足りなくなることがないように、しかし余ることもないように、計画的に生産をしようということに落ち着いたのである。その50年の間に、だいたい何月にはどれくらいの生乳が消費される、12月はクリスマスがあるのでこれくらい増える、というようなデータも整備された。
実はこの計画生産の数量は、ここ数年、少なめに設定されてきた。これが昨今のバター不足問題のきっかけになっているという側面もある。それはなぜか。
まずは先述のように、2006年に余剰乳が発生し、少なくない酪農家が生乳を廃棄せざるをえなかった。ここで計画数字が過剰であったという判断になり、若干抑制ぎみの計画にしようという動きになった。それに加えて、酪農家が牛に与えるエサとして頼る輸入穀物が高止まりしていたため、高価なエサ代に酪農家が生産意欲をなくして減産傾向にあった。酪農家戸数も1963年には41万7000戸を数えたが、2010年には2万1900戸、そして2016年は1万7000戸へと減少し続けている。
これまでは酪農家戸数が減った分、1軒当たりが飼う牛の数を増やす傾向にあったのでプラスマイナスが合っていたのだが、どうやらそのバランスは崩れ、生乳生産量は漸減している傾向だ。だから、計画数量を少なめにせずとも生乳生産量は減っており、生産調整する必要もなく需給バランスが取れている状態がしばらく続いていた。
しかし、何事も計画どおりに行かないものだ。ここ数年、天候の変化が激しく予測がつかないことが多いのはご存じだろう。たとえば夏場に暑くなりすぎると、牛は体調を崩し食欲をなくすため、お乳を出す量が減ってしまう。それに加えて熊本で大規模な地震があったり、台風10号の影響で北海道や岩手などの酪農産地もダメージを受けた。こうしたことが、生乳生産の計画を狂わせ、不足に陥る。
興味深いのは、バター不足が起こった年にどの程度の生産量の減少が生じたのかということだ。「全生産量の10%くらいが減ったのだろう」と思われるかもしれないが、そうではない。たとえば2014年のバター不足はたったの12%の減産で発生した。つまり、そうした絶妙なバランスのうえで、生乳は生産されているということなのだ。
さて、出荷された生乳はいったん乳業メーカーの大きな貯乳タンクに貯められ、そこから用途に応じて分けられ、製品になっていく。このとき、飲用の牛乳になる場合と、バターや生クリームといった加工品になる場合とでは、買い取り価格に差が出るようになっている。加工用の買い取り価格は飲用より安く設定されているため、自分の出荷した生乳を加工用に回された酪農家にとってはたまったものではない。そこで、飲用になっても加工用になっても、生産者には公平な分配がされるように、加工用途に回った場合は補給金というものがついて生産者には支払われる。
しかし、生乳の価格は公平にならされるとしても、生乳の用途別の分配は公平ではなく、飲用牛乳→生クリーム→チーズ→バター・脱脂粉乳という順番に優先されるようになっている。そう、バターはいちばん最後なのだ。だから、計画数量から12%ズレてしまっただけでもバター不足が発生してしまう。つまり、先に述べたような理由で生乳が計画より不足すると、しわ寄せがバターに来てしまうというわけだ。
生乳を増やすためには、乳を出すことができる母牛を増やさなければならないわけだが、メス牛が受精してから出産するまでは10カ月はかかる。したがって「今年は足りなくなるぞ!」ということがわかった時点で、なんとか増やそうしても間に合わない。この問題に関しても、解決のためのさまざまなチャレンジが行われてきたが、結果としてはどうすることもできない。したがって、足りない場合は海外から輸入しようということになる。バターは生乳とは違って冷凍しても品質がほぼ変わらないので、都合がいいのだ。
もともとWTOの約束事で日本は年間に生乳換算で13万7000トンの指定乳製品(バター、脱脂粉乳、ホエイ、バターオイルなど)を輸入することになっている。これをカレントアクセス輸入といって、履行しなければ提訴されてしまう可能性が高い。2016年はというと、1月の段階でこのカレントアクセス分の7000トンのバターを輸入しており、5月に6000トン、9月にも追加で4000トンの輸入をしている。需給は逼迫ぎみではあるが、おそらくこれで乗り切れるだろうという見込みだ。ただ、バターが最も使用されるのはクリスマスだと思う人が多いだろうが、実はそうではない。バレンタインデーのある2月がピークである。
いかがだろうか、バター不足が引き起こされる原因はそれほど難しいものではなく「余らせて捨てるようなことにしたくないから」という理由がベースにある。「もったいない」精神に満ちた日本人であれば、まあ納得できる理由なのではないだろうか。そこには特に陰謀めいたにおいはしない。
ただし、こうした制度は酪農家を保護する役には立っているものの、国民の「理解」によって支えられていることも事実だ。おそらくそこがいわゆる陰謀論が出てくる元でもあるのだろう。
牛乳の値段が半分になるならもっと飲むけどなぁ(こなみ)w
生乳はメス牛が妊娠して子を産み、その子牛のために出そうとした乳を人がもらうものだ。メス牛は出産すると、乳を1日当たり2030リットル出すようになる。これを人為的に止めることは基本的にできないので、毎日一定量の生乳が発生する。当然だが、売り先がなかったり出荷を止められたりすると、搾った生乳を貯めておくバルククーラーも満タンになり、あとは廃棄するしかなくなってしまう。2006年に牛乳生産が過剰になってしまい、生乳を貯めておくバルククーラーから生乳を廃棄し、泣いている酪農家さんが報道されていたのを覚えている人もいるだろう。
ただ、こういうときは一般市場に牛乳・乳製品が出回りすぎているわけで、どうやっても売れるものではない。こうした日配品は足が早くてすぐに品質が劣化してしまうので、価格を下げて店頭に並べたとしても、そんなに売れるものではない。作りすぎは誰のためにもならないのだ。酪農生産者団体も乳業メーカーも、余剰になった生乳をどうやって売るかというチャレンジを、指定団体制度ができてからおよそ50年もの間、いろいろやってきたのだが、結果的にそれは難しいという結論に達している。2分の1の価格になったからといって、人は牛乳を2倍飲むわけではないのだ。
結論として、市中に足りなくなることがないように、しかし余ることもないように、計画的に生産をしようということに落ち着いたのである。その50年の間に、だいたい何月にはどれくらいの生乳が消費される、12月はクリスマスがあるのでこれくらい増える、というようなデータも整備された。
実はこの計画生産の数量は、ここ数年、少なめに設定されてきた。これが昨今のバター不足問題のきっかけになっているという側面もある。それはなぜか。
まずは先述のように、2006年に余剰乳が発生し、少なくない酪農家が生乳を廃棄せざるをえなかった。ここで計画数字が過剰であったという判断になり、若干抑制ぎみの計画にしようという動きになった。それに加えて、酪農家が牛に与えるエサとして頼る輸入穀物が高止まりしていたため、高価なエサ代に酪農家が生産意欲をなくして減産傾向にあった。酪農家戸数も1963年には41万7000戸を数えたが、2010年には2万1900戸、そして2016年は1万7000戸へと減少し続けている。
これまでは酪農家戸数が減った分、1軒当たりが飼う牛の数を増やす傾向にあったのでプラスマイナスが合っていたのだが、どうやらそのバランスは崩れ、生乳生産量は漸減している傾向だ。だから、計画数量を少なめにせずとも生乳生産量は減っており、生産調整する必要もなく需給バランスが取れている状態がしばらく続いていた。
しかし、何事も計画どおりに行かないものだ。ここ数年、天候の変化が激しく予測がつかないことが多いのはご存じだろう。たとえば夏場に暑くなりすぎると、牛は体調を崩し食欲をなくすため、お乳を出す量が減ってしまう。それに加えて熊本で大規模な地震があったり、台風10号の影響で北海道や岩手などの酪農産地もダメージを受けた。こうしたことが、生乳生産の計画を狂わせ、不足に陥る。
興味深いのは、バター不足が起こった年にどの程度の生産量の減少が生じたのかということだ。「全生産量の10%くらいが減ったのだろう」と思われるかもしれないが、そうではない。たとえば2014年のバター不足はたったの12%の減産で発生した。つまり、そうした絶妙なバランスのうえで、生乳は生産されているということなのだ。
さて、出荷された生乳はいったん乳業メーカーの大きな貯乳タンクに貯められ、そこから用途に応じて分けられ、製品になっていく。このとき、飲用の牛乳になる場合と、バターや生クリームといった加工品になる場合とでは、買い取り価格に差が出るようになっている。加工用の買い取り価格は飲用より安く設定されているため、自分の出荷した生乳を加工用に回された酪農家にとってはたまったものではない。そこで、飲用になっても加工用になっても、生産者には公平な分配がされるように、加工用途に回った場合は補給金というものがついて生産者には支払われる。
しかし、生乳の価格は公平にならされるとしても、生乳の用途別の分配は公平ではなく、飲用牛乳→生クリーム→チーズ→バター・脱脂粉乳という順番に優先されるようになっている。そう、バターはいちばん最後なのだ。だから、計画数量から12%ズレてしまっただけでもバター不足が発生してしまう。つまり、先に述べたような理由で生乳が計画より不足すると、しわ寄せがバターに来てしまうというわけだ。
生乳を増やすためには、乳を出すことができる母牛を増やさなければならないわけだが、メス牛が受精してから出産するまでは10カ月はかかる。したがって「今年は足りなくなるぞ!」ということがわかった時点で、なんとか増やそうしても間に合わない。この問題に関しても、解決のためのさまざまなチャレンジが行われてきたが、結果としてはどうすることもできない。したがって、足りない場合は海外から輸入しようということになる。バターは生乳とは違って冷凍しても品質がほぼ変わらないので、都合がいいのだ。
もともとWTOの約束事で日本は年間に生乳換算で13万7000トンの指定乳製品(バター、脱脂粉乳、ホエイ、バターオイルなど)を輸入することになっている。これをカレントアクセス輸入といって、履行しなければ提訴されてしまう可能性が高い。2016年はというと、1月の段階でこのカレントアクセス分の7000トンのバターを輸入しており、5月に6000トン、9月にも追加で4000トンの輸入をしている。需給は逼迫ぎみではあるが、おそらくこれで乗り切れるだろうという見込みだ。ただ、バターが最も使用されるのはクリスマスだと思う人が多いだろうが、実はそうではない。バレンタインデーのある2月がピークである。
いかがだろうか、バター不足が引き起こされる原因はそれほど難しいものではなく「余らせて捨てるようなことにしたくないから」という理由がベースにある。「もったいない」精神に満ちた日本人であれば、まあ納得できる理由なのではないだろうか。そこには特に陰謀めいたにおいはしない。
ただし、こうした制度は酪農家を保護する役には立っているものの、国民の「理解」によって支えられていることも事実だ。おそらくそこがいわゆる陰謀論が出てくる元でもあるのだろう。
牛乳の値段が半分になるならもっと飲むけどなぁ(こなみ)w
>2638424
ほぇ~ 一番納得がいったわ
TVでバターを手作りしますとかたまにやってるけど、たしかに1,2Lでほんの少ししかバター出来てないもんね
作った所で牛乳は大量に要るわ、値段は高く出来ないわじゃ割に合わないし、作りたがらない訳だわ
でもそのうち輸入バターが入って来たら、市場がどんどん狭くなるのにね
それとも入れない様、規制掛けるのかね?
ほぇ~ 一番納得がいったわ
TVでバターを手作りしますとかたまにやってるけど、たしかに1,2Lでほんの少ししかバター出来てないもんね
作った所で牛乳は大量に要るわ、値段は高く出来ないわじゃ割に合わないし、作りたがらない訳だわ
でもそのうち輸入バターが入って来たら、市場がどんどん狭くなるのにね
それとも入れない様、規制掛けるのかね?
とんでもない額の関税かけて消費者に負担を強いているばかりか
そうやって囲い込んだ国内市場に満足に供給すらできず欠品を続けて
その上「消費者は俺たちの事情を理解しろ」だって?
関税撤廃しろ
そうやって囲い込んだ国内市場に満足に供給すらできず欠品を続けて
その上「消費者は俺たちの事情を理解しろ」だって?
関税撤廃しろ
またホクレンか
利権脳は本文記事や2638435の文書を読むだけの知恵を身に着けてもらいたい
利権脳の根底は低能による思考放棄であり、物事を単純化して納得したいという願望が転嫁されたものだから
利権脳の根底は低能による思考放棄であり、物事を単純化して納得したいという願望が転嫁されたものだから
バターなんて買う奴いないだろ
みんなマーガリンしか買わないじゃん
加工食品に入ってるのもマーガリンやファットスプレッドばかりだし
みんなマーガリンしか買わないじゃん
加工食品に入ってるのもマーガリンやファットスプレッドばかりだし
なるほど、そんなにバター作りたくないなら国産は需要量が比較的把握しやすい業務用に特化して
家庭向けは関税撤廃して消費者が外国産を自由に買える環境にすればいいだけだな
で、なんで関税撤廃しないの?
家庭向けは関税撤廃して消費者が外国産を自由に買える環境にすればいいだけだな
で、なんで関税撤廃しないの?
なるほどと言いつつ
この理解力である
この理解力である
狭い国では色々大変なのだなぁ
牛の体温って人間より高いから牛の体内で作られた油は人間の体内では溶けないから体に悪いって聞いた。現にアメリカではバターって販売禁止になってたような。マーガリンもなんか悪影響あるから販売禁止になってた
※2638450
人間が手でバターに触れても溶けるのに、体内で溶けないってどんな理論だよwww
解らないなら調べるかちゃんと誰かに聞けよ
ふわふわした疑似科学をまき散らすな
人間が手でバターに触れても溶けるのに、体内で溶けないってどんな理論だよwww
解らないなら調べるかちゃんと誰かに聞けよ
ふわふわした疑似科学をまき散らすな
国内の酪農守るために輸入しないとか聞いたことあるけど、毎年バター不足言ってるし安定供給できないザコを守る必要なんてあるんか?
ほーん?で?説明は??
国内市場を独占したいなら頻繁に供給を滞らせるなよ、できないなら関税は撤廃して完全自由化な
ものすごい関税をかけて消費者に安い輸入バターを買わせないようにしてる目的はなんだ?
国産バターを作り消費者に食わせて、国内生産と国内消費のサイクルを維持することだろ
それが全然できてねえじゃねえか
ものすごい関税をかけて消費者に安い輸入バターを買わせないようにしてる目的はなんだ?
国産バターを作り消費者に食わせて、国内生産と国内消費のサイクルを維持することだろ
それが全然できてねえじゃねえか
生乳捨てるくらいならバターに加工して売ったほうがいいのは間違いない
実態としての原因である(可能性のある)バターと脱脂粉乳を抱き合わせで売れるようにすれば良いのに
※2638435
長文読んで、生乳が不足するとバターの量が真っ先に減らされることはわかった
だけど、生乳が余っている時にバターが不足している理由も、冷凍バターを備蓄しない理由もわからない
長文読んで、生乳が不足するとバターの量が真っ先に減らされることはわかった
だけど、生乳が余っている時にバターが不足している理由も、冷凍バターを備蓄しない理由もわからない
バター用に出荷すると安くてやってられないんだよな
結果バター買わなくなったな
バター不足の理由はホクレンや農協がすべきことだろ
お菓子作りにはまってた頃はしょっちゅう無塩バター買ってたけど
今は年に一個も買わんわ
今は年に一個も買わんわ
バターを買わないって人は料理をしないんやろか
牛乳は国産が良い
国産以外の牛乳売ってるの見た事ない
いつもの品薄感を出して価格を釣り上げているんだろwww
日本の乳製品系はメスを入れる必要がある
バターがなくても料理はできる
日本で作れないなら、輸入を増やせばいいだろ
コロナに限った話じゃない、年に何回も不足して品切れ起こってる。もともと生産量が少ないんだよ。昨今はまたバターないの?だよ、関税やめて安く輸入することだね。
バターを大量に作ります。→大量に脱脂粉乳ができます。
で、この脱脂粉乳が売れません。廃棄に金がかかる始末です。
結果、、バターの儲けが大幅に減じます。
労力の割に、バターは儲からないのです。
で、この脱脂粉乳が売れません。廃棄に金がかかる始末です。
結果、、バターの儲けが大幅に減じます。
労力の割に、バターは儲からないのです。
北海道のスーパーにはバターが山積み。
まぁ、ワイはバター風味のマーガリンしか使ってないけど。
東京はお菓子屋がバター使い過ぎじゃねーの。
そんなにバターは儲からないと何度も力説するんだったら、
とっとと生産を諦めて関税撤廃して自由化すればいいだけの話だ
とっとと生産を諦めて関税撤廃して自由化すればいいだけの話だ
国産バターが役立たずなら全部海外でいいよ
チーズとかも無駄に関税で高いし、元々海外物なんだから国産に拘る理由なんてない
チーズとかも無駄に関税で高いし、元々海外物なんだから国産に拘る理由なんてない
言い訳にしても苦しいが、ひとまずバターは作っても儲からないことはわかった
バターのせいでこんなに苦しいんですよわかってくださいよ、という弁解も一応理解しよう
しかしそれなのに関税撤廃を頑なに拒んで、輸入物を目の敵にしているのは全くの意味不明なんだが?
>今回バター不足でスーパーには、輸入の海外産バターが置かれた。今後こうした国産不足が続けば、輸入バター増加につながる懸念もある。
バターのせいでこんなに苦しいんですよわかってくださいよ、という弁解も一応理解しよう
しかしそれなのに関税撤廃を頑なに拒んで、輸入物を目の敵にしているのは全くの意味不明なんだが?
>今回バター不足でスーパーには、輸入の海外産バターが置かれた。今後こうした国産不足が続けば、輸入バター増加につながる懸念もある。
※2638548
日本のプロセスチーズ製品原料のほとんどが輸入だしな
だからこそバターに比べて国内製供給がとても安定しているという実に皮肉な話
日本のプロセスチーズ製品原料のほとんどが輸入だしな
だからこそバターに比べて国内製供給がとても安定しているという実に皮肉な話
価格を維持するために品薄状態にしてるって団体のお偉いさんが言ってなかったっけ
あれって無かった事にされちゃった?
んでもって、さりげなく値上がりしてるよね>国産バター
あれって無かった事にされちゃった?
んでもって、さりげなく値上がりしてるよね>国産バター
>>2638536
脱脂粉乳は保存が楽だし味も嫌いじゃないんだけど、コスパ悪いんだよなぁ
脱脂粉乳は保存が楽だし味も嫌いじゃないんだけど、コスパ悪いんだよなぁ
数値がない記事って意図がミエミエすぎ
生乳の生産量が減ってるんなら、バターの生産能力には余裕が出来てるはずだろ?
バターの生産能力も一緒に下がってるみたいなミスリード誘おうとしてんじゃねーよ
生乳の生産量が減ってるんなら、バターの生産能力には余裕が出来てるはずだろ?
バターの生産能力も一緒に下がってるみたいなミスリード誘おうとしてんじゃねーよ
牛乳なぞ毒なんだなら
このまま利権乞食に抱きつかれまま
滅びるのがお似合い
このまま利権乞食に抱きつかれまま
滅びるのがお似合い
マーガリンとゆうプラスチックは健康によくないから
バター安ければそちらを買うよ。
バター安ければそちらを買うよ。
バターが安かったことはない
俺の脂肪でバターを作ってやってもいいぞ、
申し訳ないがラードはバターの代替にならないのでNG
は冗談だが、中華菓子なんかは普通にラード使うんだよな、月餅とか
は冗談だが、中華菓子なんかは普通にラード使うんだよな、月餅とか
沖縄のサーターアンダギーもラードだぞ
業界の構造的にまた不足するってことね。
もう輸入枠増やすしかないじゃないの。
もう輸入枠増やすしかないじゃないの。
外国のバター生産はどうやってるのかを教えて欲しいな
バターなんて安くなければ困るものだろうに
バターなんて安くなければ困るものだろうに
中国やトランプの政策見てなお輸入のみに頼ろうとする人ってさ
そこまで生産しづらく儲からない商品ならそれこそガンガン輸入してカバーしろって話だよな
なのになぜ輸入バターがスーパーに並ぶと「懸念」なの? 言ってることおかしくない?
こなせない仕事まで自分で抱え込んで周りに迷惑をかけるのはやめようぜ
なのになぜ輸入バターがスーパーに並ぶと「懸念」なの? 言ってることおかしくない?
こなせない仕事まで自分で抱え込んで周りに迷惑をかけるのはやめようぜ
※2638435
まぁ理論はわかるんだが価格が下がっても消費が増えないと結論付けたのは怪しいなと思うわ
自分は牛乳やバターが安くなったらもっと買って使いたいよ
まぁ理論はわかるんだが価格が下がっても消費が増えないと結論付けたのは怪しいなと思うわ
自分は牛乳やバターが安くなったらもっと買って使いたいよ
スーパーに並ぶ国産バターが全部棚空いたら、外国産で全部賄ってスケールメリットで関税掛かっても現状より安くなるんじゃね
生乳売りたかったら売ってて構わんけど需要の邪魔する行動は腹が立つ
生乳売りたかったら売ってて構わんけど需要の邪魔する行動は腹が立つ
バターの関税が1kg当たり約30%+1000円
チーズの関税が1kg当たり約30%
これだけ頑強に関税で守られてて自国内で欠品起こしまくる業界ってなんなの?
チーズの関税が1kg当たり約30%
これだけ頑強に関税で守られてて自国内で欠品起こしまくる業界ってなんなの?
最近はチーズも同様に外国産増えてるんだよね~
コロナ禍で牛乳余るからもう1本とか言うなら、何で方向癲癇しないの?
コロナ禍で牛乳余るからもう1本とか言うなら、何で方向癲癇しないの?
チーズなんてプロセスチーズじゃないチーズは外国産の方が旨いんだよね
場合によっては日本製より安い時あるし
バターもあっちが本場なんだから旨いんじゃ?
業界の保護も解るけど、そのツケを消費者に回すってどうなのよ?
やたらバターもチーズも高いから使えねーよ
場合によっては日本製より安い時あるし
バターもあっちが本場なんだから旨いんじゃ?
業界の保護も解るけど、そのツケを消費者に回すってどうなのよ?
やたらバターもチーズも高いから使えねーよ
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